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ブログBLOG

~美肌へ導くQ&A~【虫刺され】

2024.10.11美容

Vol.17 秋こそ要注意! 虫による皮膚症状

虫/虫刺され/蚊/マダニ/蜂/ムカデ/セアカコケグモ/トコジラミ/ダニ

Q1「虫が原因の皮膚症状には どのようなものが ありますか?」

皮膚科における虫は、「さす虫」「吸血する虫」「接触する虫」「寄生する虫」という大きく4つに分類されます。今回は、日常的に発生頻度の高い「さす虫」「吸血する虫」「接触する虫」についてご説明します。

◎さす虫… ハチ、ムカデ、 セアカコケグモなど

それは私も大変危惧していることです。イソトレチノインはとても良い薬ではあるのですが、皮膚の乾燥や肝機能障害、脂質異常などの副作用が出る可能性があるので、医師による内服前の診察や血液検査、何より内服開始後に異常がないかの経過観察が不可欠です。それがオンラインでは難しい面があるので心配しています。骨の形成を抑えてしまうことがあるため18歳未満には推奨されません。また、特に妊娠中や妊活中の方は、赤ちゃんに発育不全リスクが出る可能性がありますので、絶対に飲むことができません。当院では、副作用を十分にご説明した上で、体調や持病なども含め問題がないと判断した人にのみ処方しています。

◎吸血する虫… 蚊、トコジラミ、ダニなど

● 蚊
蚊にさされるとかゆくなるのは、蚊の唾液成分にアレルギー反応を起こしているからです。ただ、意外と知られていないのが、蚊に対する反応が年齢などによって変わること。生まれたての赤ちゃんはさされても無反応。何度かさされていくうちに蚊の唾液に対するアレルギーが出てきて腫れやかゆみを感じるようになります。幼児期から青年期が反応のピーク。逆に長年さされすぎると、徐々に反応が鈍くなっていきます。まれに、さされたあとが潰瘍になったり、高熱が出たりする人がいますが、これは蚊刺過敏症(ぶんしかびんしょう)の症状。重症化する可能性もありますので、早めに小児科や内科、皮膚科に相談してください。蚊が活発化する温度は25℃から30℃といわれているため、10〜11月でもまだまだ油断できません。

● トコジラミ
最近話題のトコジラミも、吸血する虫の一種です。何度か差し口を変えて吸ってくるので、首や腕、足首など露出している皮膚に小さな発疹がポツポツと発生するのが特徴です。蚊と同じ唾液によるアレルギー反応でかゆみが生じます。そのほとんどは海外からやってきます。旅行先でさされて日本に帰ってきてから発症するケースもありますし、海外の通販で届いた段ボールに潜んでいたという事例も数多く報告されています。家の天井などに棲みつき、暗くなると降りてきて吸血するので、ベッドの周りに殺虫剤を噴射しておくなどの対策が効果的です。

◎接触する虫… 毛虫など

毛虫の長い毛(針)は毒を持っています。この針が皮膚に触れると、赤い小さな発疹がたくさんできて激しいかゆみが生じます。毛虫の針は飛びますので、洗濯物やまわりのものに付着し、それに触れることで症状が出ることもあります。毛虫の姿は見てなくても、桜や椿など毛虫が発生しやすい木の近くでの作業や、洗濯物を干している場合は注意が必要です。毛虫にさされた場合は、ガムテープなどで皮膚についた針を取り除き、石けんでよく洗って受診しましょう。

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