~美肌へ導くQ&A~【しみ】
Vol.6 女性の肌悩み上位の「しみ」に『レーザー治療・光治療』
しみ/レーザー治療/炭酸ガスレーザー/Qスイッチルビーレーザー/アイコンマックスG/ノーリス/光治療/IPL
Q1「しみにはどのような 種類があるのですか?」
しみは、大きく分けると老人性色素斑、そばかす、肝斑、後天性真皮メラノサイトーシス、扁平母斑(茶あざ)、老人性疣贅(老人性イボ)など様々な種類があります。中には一人の患者さんに複数種類が混在する場合も。また、しみだと思っていたものが悪性腫瘍だったということもまれにありますから、自己判断は避けて、皮膚科専門医の診断を受けることが大切です。
Q2「どうやって診断を するのですか?」
まずは問診と視診をしっかり行いますが、より正確な診断をするために「レビュー」という解析機械と、特殊な拡大鏡である「ダーモスコピー」を用いてしみの種類を見極めます。一見しみに見える悪性腫瘍も見逃さないように、細心の注意を払っています。診断結果と患者さんの希望に応じて、治療方法をご提案します。
医療機関向けの基礎化粧品。強い治療のため、当院では医師の指導のもと行います。肝斑の程度や、老人性のしみが併発しているかどうか等で、使用する化粧品が異なります。医師の診断のもと、最適な組み合わせをご紹介し、治療経過をみていきます。
Q3「どんな治療方法があるのですか?」
老人性色素斑やそばかすといった表皮に現れるしみの治療に関しては、レーザー治療や光治療、塗り薬による治療などさまざまな選択肢があります。一方、真皮に現れる後天性真皮メラノサイトーシスは、肌の奥深くまで届くQスイッチレーザーでないと効果は期待できません。また老人性疣贅のようにイボ状になっている場合は炭酸ガスレーザーを使います。一回の治療で治したいという方にはQスイッチレーザーが適していますが、治療後2週間はテープを貼って過ごす必要があり、ダウンタイムも長いため、それらを避けたい場合は光治療のアイコンマックスGやノーリスをお勧めしています。
【Price】
◦Q スイッチルビーレーザー・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1ショット1,650円
◦炭酸ガスレーザー・・・・・・・・・・・・・・・・・5ミリ未満1つ1,650円、5ミリ以上1つ5,500円ほか
◦アイコンマックスG・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・全顔27,500円
◦ノーリス・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・全顔22,000円
Q3「アイコンマックスGやノーリスはどのような治療ですか?」
どちらもIPL(Intense Pulsed Light)と呼ばれる広範囲の光を顔全体に照射することでしみの改善が期待できるフォトセラピーです。しみだけでなく赤み、軽度のたるみや小じわ、ハリの低下などさまざまなお悩みに対応できるのが特徴です。2つの機械の違いは、光の波長です。しみに対しては両者同等の高い効果が得られます。ハリや小じわは「アイコンマックスG」、赤みは「ノーリス」が強い印象ですが、個人の肌質や肌色によっても異なりますので、詳しくは医師にご相談ください。フォトセラピーはQスイッチレーザーと比べ効果はおだやかなため、月1回くらいのペースで5〜7回継続する必要があります。しみは一度キレイになったらそれで終わりではありません。紫外線や加齢の影響により新たに出てくるものですので、定期的なメンテナンスが大切です。数カ月ごとにアイコンマックスGやノーリスのメンテナンス照射を行うと、いい状態を保つことができます。